ビカクシダが中々大きくならない、新しい葉が生えてこない原因は、
・肥料切れを起こしている
・気温が高すぎるか低すぎる
・成長と停滞を繰り返して大きくなる品種である
ことが考えられます。
肥料切れを起こしている
春から秋にかけての生育期にもかかわらずビカクシダが大きくならない場合は、肥料切れが考えられます。
特に大きくなる品種(グランデ、スパーバム、アンゴレンセ、またはその系統の交雑種など)は肥料好きです。
与えれば与えるほど大きくなっていきますが、肥料が切れると成長が鈍化します。
液肥を与えたり、緩効性肥料をクラウンの中に置いてあげて肥料が行き届くように管理してあげると再び動き出すことがあります。
気温が高すぎるか低すぎる
室温が30℃を超える真夏や、15℃以下になる冬はビカクシダの成長が止まることがあります。
特に寒さに弱い東南アジアの品種は動きが止まったり調子を崩すことがあります。
常に冷暖房をつけれない場合は、できるだけ涼しい(温かい)場所に避難させてあげて光をしっかり当ててあげれば、バテる時期を乗り越えられます。
春、秋といった生育期になると再び動き出すので、それまで避難させて待つのもひとつの手です。
成長と停滞を繰り返して大きくなる品種である
日本で現地の環境を再現するのが難しい品種があり、エリシー、ワリチー、アンディナムなど少し気むずかしいと言われている品種は、動いたり、止まったりを繰り返すことがあります。
もともと「そういったもの」と割り切って育てていくのもひとつです。
動いた時、止まった時でどういう環境だったか?を記録しておくとあなただけの貴重なデータとなりますので、「栽培方法を探っていく」という楽しみ方もおすすめです。
ビカクシダのトラブルシューティング