胞子培養をしていると、子株(幼苗)が大きくなるにつれて、葉や根の成長スペースがなくなってきます。
(大きくなってぎゅうぎゅう詰め状態になったビカクシダの子株)
こうなると成長が鈍り、大きくなっていかないので、子株を移動させる必要が出てきます。
子株はデリケートで、極度な乾燥にも弱いので管理に少し気を使う必要があります。
具体的には、
・個別のスペースを作ってあげる
・乾燥しないように管理してあげる
ということをやっていきます。
まず一番大きな株から取り出していきます。
ピンセットを根本に入れて、傷つけないようにそっと取り出す。
無理やり引き抜くと根っこがぶちぶちちぎれてダメージを受けます。
根っこを傷つけないようにゆっくりがポイントです。
取り出したら根っこについている土を水で落とします。
用意しておいた苗床に移していきます。
ピートモスや水苔に再び植え付けていきます。
今回はピートモスと水苔でどちらが成長が良いか実験してみます。
デリケートな子株をそっと植え込んでいく
水苔に植え付ける場合は、根っこにしっかり巻いてあげてから植え付けます。
子株の移動が完成したら、湿度がキープされるように密閉されたケースや、フタをしっかりした水槽などで管理します。
子株はとにかく乾燥に弱いので、常に土や水苔がしめっている状態を作って管理していきます。