
僕がビカクシダの胞子培養を始めた理由は、単にお金がなかったからです
当時かっこよく板付けされたビカクシダを部屋に飾りたい!と思い地元の植物ショップに行ったら、板付けされたウィリンキーが当時1万5千円で売られていたのです。
仕事をやめたばかりの時期で金銭的に諦めるしかないと思い、哀愁漂わせた背中で店を後にしました。
でも寝ても覚めても諦めきれず、どうにか安くビカクシダを手に入れる方法を探しました。
するとネットショップで「胞子」が売られていることを知ったのです。
「もしかして胞子から育てたら安く手に入るかも?」
と安易な気持ちで胞子培養を始めました。
ネットで数百円の胞子を何種類か買い、失敗しながら試行錯誤を繰り返していたら、2年目になってようやく胞子から板付けできるまで育てられるようになりました。
で、実際胞子培養をしてみると「まじでいらなくなるレベルの株数がとれる」ことがわかりました。
胞子培養では、生育が良いと100株以上、うまくいくと1000株以上とれます。
これスペーシング後の前葉体なのですが、受精しまくってもう数え切れないほど胞子体がでています。

おそらく1000以上あるので、全部またスペーシングし直せばこんな小さなタッパーから1000株以上取れるわけですね。業者じゃないんだからそんなにいらんけど。
まだまだほんの一部で、さらにスペーシング済のものがこれだけおる。余裕で200株以上あると思う。

さらに生育の良いものだけ50株ほど取り出して、選抜しているものがこれの「×2ケース」ある。(1種で)

当初の目標通り安くビカクシダを手に入れることができた。
でも100株も200株も育てきれない。
どうしよう状態になること間違いなし。
胞子培養は時間もかかる。
そんなにたくさんいらんよって方は普通に買ったほうが良いまであると思います。
あの憧れの眼差しで見てたウィリンキーが死ぬほどあるよ。
おい!当時の自分!これ見てどう思う?って聞いたら、
「嬉しいけどそんなにはいらねー!」ってなると思います。
でも胞子培養って楽しいんですよね。
単純に受精が成功して胞子体が大きくなって、板付けするまでのプロセスも達成感あって楽しいけど、兄弟なのに全然違う形の子が生まれてくるんですよね。
胞子培養の醍醐味ってこれかなと思います。
↑こちらの記事にまとめておきますね。