【ビカクシダの株分け】葉と成長点が密集した株の分け方

お店でビカクシダを買うと、特にポットで栽培されてるやつってこんな感じで胞子葉がわしゃわしゃ生えてますよね。

ヴィーチー(ベイチー)の鉢植えの画像

ここまでわしゃわしゃだと多くの場合、成長点も複数あったりします。

これをこのまま板付けしてしまうと、葉っぱ多すぎで蒸散がちになってしまったり、見栄えもちょっと騒がしい感じになります。

この生い茂ってる感じがワイルドでいいんだよ!って場合は何もしなくていいのですが、ちょっと整えてあげてスッキリした株姿にしたいなーって場合は株分けしちゃいましょう。

胞子葉が密集したビカクシダの株分け方法

まずは成長点を探し出します。

成長点とは今まさに大きくなろうと動いている小さな葉です。

こちらの株は胞子葉をかき分けていくとぱっと見で成長点が2つ見つかりました。

ヴィーチー(ベイチー)の成長点

この成長点を傷つけないように株をこれから分けていきます。

ただ見た通り葉が多すぎて分けにくいですよね。

そこで枯れかけている葉や、古い葉を数名落としていきます。

ちょっともったいない気持ちもありますが、大丈夫です。思い切ってやっちゃいましょう。

ヴィーチー(ベイチー)の胞子葉の選定

成長点と成長点の間をカッターやハサミでザクッと思い切って刃を入れて

この時に刃をしっかり深くまで入れて根っこごと分解していくイメージです。

 

切ってたら3つ目の成長点が見つかったので各成長点を間に刃を入れて3つに分解しました。

株分けしたヴィーチー(ベイチー)

それぞれの株を板付けしたり、鉢で養生したりします。

株分けしたヴィーチー(ベイチー)

株分けするときの注意点

・成長点を絶対に傷つけないこと

・根っこの量が減るので、その分も葉っぱも落とす

成長点を傷つけると新しい胞子葉が生えてこなくなり、最悪の場合株ごと枯れてしまうおそれがあります。

すでに生えている胞子葉は落ちても傷ついても大丈夫、成長点だけは傷つけないように注意しましょう。

特にハサミやカッターを使う時に先端をかるく引っ掛けてしまうだけでもポロッと成長点が取れることがあります。

また根っこはできるだけ残した状態で株分けして、鉢に植えたり板付けする。

根っこや葉をカットした直後は植物に大きなストレスがかかっています。

多少切りそろえるのは大丈夫ですが、ごっそり切り落としたりするとダメージになってしまいそのまま枯れてしまうこともあります。

たとえばこちらは根っこを落としすぎて水を十分に据えなくなった葉っぱがヘタっています。

根っこが減る=吸い上げられる栄養と水分が減ってしまう

蒸散を防ぐために葉っぱを落として対応してみます。

葉が多いと蒸散がちになってしまい、全体の水分量を賄えなくもなります。

 

根っこが減ったなら葉もいくつ落として上げるといいでしょう。私は2〜3枚残して、大きすぎるものや、古い葉は落としてしまいます。

ヴィーチー(ベイチー)の板付けの画像

株分け後は植物もびっくりして疲れてしまうということを念頭に入れながら作業してあげると失敗も少なくなると思います。

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