ビカクシダの夏の水やり方法 時間帯と注意点

夏のビカクシダの水やりは少し気をつかいます。

湿度が高く蒸れやすいので他の季節によりも根腐れしたらやだなーってのがあるからですね。

でも暑いので水やりの頻度は多い方がいいんじゃないのか?とか邪念が出てきやすい季節でもあるので、夏はどのように水やりをすればいいのか考えていきます。

夏のビカクシダの水やり方法は?

日本の夏は高温ですが同時に多湿なので、ビカクシダの水苔は乾きにくい傾向にあります。

さらに日本の夏はめちゃくちゃ暑いので植物は「夏バテ」を起こします。

夏バテを起こすと植物の活動が鈍化して、根から水を吸い上げて葉の裏から水を出す「蒸散」の割合も減ってしまいます。

夏バテで根が水を吸わなくなると余計に水苔が乾かなくなってしまいます。

暑いから水をあげたい。でも乾かなくなって根腐れする。

みたいなジレンマが起きがちな季節で意外と難しいんですよね。

ではそれを踏まえて、どう水をあげればいいのか?

というと、おすすめは「サッ!とシャワー」してあげることです。

水苔の表面を一通りシャワーでサッ!と水を回しかけてあげる。(5秒位でOK)

水をたっぷりと中まで染み込むようにあげるのではなく、だいたい1〜2日ちょいで乾くくらいで湿らせる感じです。

2日して乾いたらまたサッ!とシャワー。

ちょっと頻度は増えてめんどいですが、旅行とか行くときはたっぷりあげて、そうじゃないときはサッとあげる。

また同時「風を回して乾きやすい環境を作る」というのもものすごく大事です。

風が回っていないと一向に水苔が乾かなくなり、蒸れによるバテと根腐れリスクが付きまといますからね。

ビカクシダは結構水切れに強い植物ので品種によってはどっぷり水につけても生きてるのですが、まだ小さな株とか、枯らしたくない株ほど風回して、毎日〜2日に一回軽くシャワーしてあげてVIP待遇してあげると、元気に夏を乗り越えてくれるので、夏枯れが怖い場合は試してみるのも良いかと思います。

ビカクシダ夏の水やりの時間帯は?

夏の水やりは朝方にしてあげるのがおすすめです。

気温が上がってくる昼頃にはミズゴケが濡れている状態にして、かつ風を回して水苔の乾燥を促してあげるイメージです。

また次の日にシャワーしてあげるというサイクルが経験談ですがうまくいっています。

ビカクシダの夏の水やりの注意点

バケツにドボンとつけて水を与えるやり方もありますが、水分を含みすぎるので乾きにくくなります。

板付けされたビカクシダ(コウモリラン)に肥料入りの水を与える方法

実際にやってみてその方法でも風がよくまわる場所においてあったら、室内管理のビカクシダが枯れることはなかったのですが、乾湿のサイクルは長くなります。(3〜5日くらい)

また7月後半から9月前半の最も暑い時期には肥料はつかわない方が良いでしょう。

板付けされたビカクシダ(コウモリラン)に与える肥料の画像

夏バテしてるので栄養を吸い上げられず根腐れの原因にもなります。

室内で冷房が効いていて、葉が成長しているなら問題ないですが、そうでない場合は使わない方が吉です。

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