ビカクシダは湿度の高い環境を好む植物で、葉水を好みます。
葉水の効果
・葉の乾燥を防ぐ
・植物の温度を下げる
・汚れや小さな虫を落とす
ただ日本と自生地の環境の違いを考えると、与え方によっては逆効果になったりもしますので、葉水のタイミングや与え方を考えていきます。
葉水を与えるタイミング
葉水を与えるタイミングは「朝」がおすすめです。
夏は昼に気温が最大になるので、そのタイミングで水分補給がしっかりできている状態に準備できます。
冬は夕〜夜に葉水すると日没後の時間帯にビカクシダが寒がってしまい、調子を崩してしまうおそれがあるからです。
葉水を与え方
霧吹きをつかって葉の表面だけでなく、葉の裏にも与えてあげます。
ビカクシダに直接強く吹きかけると星状毛が取れてしまうおそれがあるので、少し離れたところから全体的に水分がいきわたるように吹きかけます。
葉水は普通の霧吹きでもいいですが、細かい水滴が出せるミストスプレーで与えるのがおすすめです。
水滴が細かいので葉全体にまんべんなくかかってくれて、葉が吸収しやすい
品種によっては水滴が残ると星状毛がはげてしまうものもあります。
水がぼたぼたと滴るほどの量は必要ありません。葉の表面が全体的に湿った状態なら大丈夫です。
夏場はすぐに蒸発してしまい乾いてしまうので、昼頃に2回目の葉水をしてあげるのもいいでしょう。