地域や季節によってはビカクシダは外管理ができます。
外で管理することによって十分な自然光を浴びることができ、風通しが良いため根が蒸れにくくなり健全に育てることができます。
ただし外は室内と違い、ビカクシダにとって危険も多い環境でもあります。
ビカクシダを外管理する際に注意する点(冬の管理方法も)
季節と気温を気にかける
ビカクシダは多くの品種で15℃程度までなら寒さ耐えることができます。
夏の30℃を超える時期には多くの品種でバテてしまいます。(成長がとまったり、株全体が弱る)
春〜秋にかけては外管理も可能ですが、暑すぎる日や15℃を下回る寒い日は室内に入れるなど管理が必要です。
また直射日光に当たってしまうと葉焼けの原因になりますが、東〜北向きの風通しの良い明るい日陰で管理するか、遮光ネットで光量を和らげてあげれば問題ありません。
ビカクシダは冬の寒さに耐えられる?耐寒性は品種や個体の大きさにもよる
地域によっては冬を越せる個体もあります。
例えば「ビフルカツム」は寒さに結構強い傾向にあります。
原産地がオーストラリアということもあり、現地でも寒い日が続く期間があるので耐寒性は他の品種よりも高いのではないでしょうか。
一方で例えばコロナリウム、リドレイなど熱帯地域のビカクシダは寒さに弱く敏感です。
また「個体の大きさ」も寒さへの強さに変わります。
小さく若い株ほど、環境の変化に弱く、それに比べると大きな株は体力があり、多少の環境の変化にも耐えられたりします。
もちろん品種により寒さに強い弱いはありますが、大きさもひとつの目安として考えると、室内に入れるか入れないか?外管理するかしないか?の判断がつきやすいかと思います。
ビカクシダに湧く注意が必要な害虫
コガネムシ、カナブン、バッタ、ゴキブリ、カイガラムシ、ヨトウムシといった虫が若い葉を好んで食べにきます。
特にまだ小さな株だと一日で葉っぱが食べ尽くされぼろぼろになることも。
ダイレクトに成長点を潰されることもあるので、日々虫がついていないかを確認する必要があります。
ゴキブリなどは夜中に活動するため、起きたら葉っぱが食べられていた…!ということもあり、完全に防ぐのは難しいです。
ベランダや庭に設置できる小さな温室や、防虫ネットを被せて物理的に虫の侵入を防ぐのも効果的です。