ビカクシダを育てるための用土は特別なものを用意する必要はありません。
ホームセンターや園芸店でも「ビカクシダ用土」みたいな商品は売っておらず、市販の観葉植物用土で対応すれば大丈夫です。
ビカクシダの子株はどんな土で育てる?
「ピートモス」がおすすめです。
ビカクシダは木の幹や岩場に根を張り付けて生育する着生植物です。
樹皮の隙間な、岩に溜まった腐葉土やコケの中に根を張るため有機質が豊富で、やや酸性な環境を好みます。
ピートモスは酸性度がやや高く、保水性、通気性、有機質の含有量といった点からもビカクシダを育てる環境にマッチしています。
ただ一般的なピートモスは肥料成分は不足していることがあるので、肥料を添加するか「ジフィーミックス」のような、
すでに肥料添加済みの用土を使うのが失敗が少なくおすすめです。
ビカクシダを鉢上げするときの用土は?
鉢上げするときは、ピートモス、水苔、ココチップなどを使います。
引き続きピートモスで育てていけば、これまでと同じように問題なく成長していきますよ。
水苔に移す人も多いですが、その後の板付けを考えると水苔で管理しておくと楽だったりします。
ココチップは排水性が高く、根腐れを引き起こしにくいので鉢上げしたビカクシダへのダメージを抑えられます。水苔に比べると値段も安いのでコストを抑えたい場合にも助かります。