ビカクシダは風の動いている環境が好きです。
自生地では木の幹に活着し、そよ風に胞子葉をゆらゆらと揺らしています。
また植物は葉の裏からガスを出しており、ガスがたまると呼吸や光合成の妨げになってしまいます。
ビカクシダを健康に育てるにはできるだけ風が動いている環境をつくることが大事ですが、室内で育てていると常に風が当たる環境を作るのって中々難しいですよね。
・室内管理する場合風の管理はどうしたらいいのか?
・どのくらいの強さの風を当てればいいのか?
ビカクシダに適した風量は?風通しの良い環境はどう作りますか?
ビカクシダは風がゆっくりと動いている環境を好みます。
目安としては「葉っぱの先が少しだけ動く」程度の風です。
こういった環境を作るために、
・1日1時間ほど窓を開けて換気する時間を作る
・サーキュレーターや扇風機を使う
という方法があります。
部屋に新鮮な空気に取りいれて葉の裏のガスを取り去るために、1日1時間だけ自然風が流れるようにします。
これをするだけでも全くやらない時に比べて、植物の健康は保たれやすくなります。
また専用のサーキュレータや、扇風機で風を動かすのも良い手段です。
直接葉っぱに当てるのではなく、部屋の隅に風を当てて、空気がぐるっと循環する状態を作ってあげると適度な強さの風がビカクシダに当たります。
葉っぱが常にぐわんぐわん揺れているくらいの強い風を当てるとストレスを感じ、葉っぱが変形したり生育不良を起こしてしまうので、間接的にあたるような配置を工夫するといいでしょう。
ビカクシダの生育環境と管理