板付けしたビカクシダに肥料・活力剤を与える方法とおすすめの肥料

板付けされたビカクシダは多くの場合、根の部分が水苔で覆われていると思います。

水苔自体に肥料成分があるのか?ということについてある、ない論争がありますが、「肥料を追加で添加する必要が全くないほどめっちゃ肥料を含んでいる」というわけではないのは確かです。

なので板付けされたビカクシダは肥料切れを起こすこともありますし、肥料や活力剤を追加で与えることで健康な成長を促し、より大きく美しい姿にしていくこともできます。

ここでは、板付けビカクシダへの肥料・活力剤の与え方とおすすめ肥料についてどうやってるか記します。

あとどんな肥料使えばええんや?ってとこにも触れていきます。

なぜ肥料や活力剤が必要なのか?

植物は成長するために、光合成によって自ら栄養を作り出しますが、生育に必要なすべての栄養素を自ら作り出すことはできません。

そのため、肥料によって不足しがちな栄養素を補給する必要があります。

活力剤は、植物の生育を促進する成分が含まれており、根の発育を促したり、病害虫に対する抵抗力を高めたりメリットが多いので元気なビカクシダを育てるうえでは積極的に活用していきたいです。

板付けビカクシダへの肥料・活力剤の与え方

板付けビカクシダにおすすめの肥料

液肥はハイポネックス、活力剤はリキダスが使いやすいです。すんごく無難なチョイスですが間違いない。

ハイポネックスの良いところは、栄養成分のバランスが良いので「とりあえず元気に大きくなれば良い」って場合は迷わず選んでおけば安心です。

窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)の三大要素に加え、植物に必要な微量要素もバランスよく配合されているので、多くの植物に広く利用できてコスパも良いです。

「葉っぱを大きく育てたい!」みたいな理想系がある方は、窒素多めの肥料を選ぶとかカスタマイズすれば良いと思いますが、特にそういうこだわりがなければハイポネックスでOKです。

液体肥料なので、水で薄めてすぐに使える手軽さも◎。

 

リキダスは、植物の活力を高めることに特化されていて、植物を健全に育てるのを助けてくれます。

海藻エキスやアミノ酸などが豊富に含まれており、根の発育を促進したり、生育を活発化させたりする効果が期待できますよ。

根の発育はビカクシダにおいてもめっちゃ大事で、根の健康が葉っぱの力強さにも現れますからね。

あと日本夏さや寒さを乗り越える体を作っていくうえでも根っこの生育、大事!

バケツに薄めた液肥を貯めてビカクシダを浸す

①バケツに水を入れ、液肥を入れる

②液肥が混ざった水の中に、活力剤を入れる

私は規定よりも薄くして与えています。

特に夏場は4〜5日に1回ペースくらいで水をあげているので、規定量だと肥料過多になりそうだからですね。

他にも堆肥系の肥料を与えているので、2500〜4000倍くらいには薄めています。

液肥だけを使う場合は2000倍くらいでOKだと思いますが、水やりの頻度によって使う日、使わない日とバランス取るのも重要です。

 

この液体は即効性がなくなるため、緩効性肥料として使えますが、板付けビカクの肥料としてはちょっと使いにくいです。

必ず水で薄めたハイポネックスの中にリキダスをまぜるといった手順で使用してください。

バケツの水にビカクシダをつける

空気がぶくぶくっと出てきます。出てこなくなったら完了です。

だいたい30秒もつければ十分水を含みます。

注意点:褐斑細菌病が水を介して移る可能性があります

元気な株ならそうそう問題ないのですが、弱った株は移ってしまい葉っぱが落ちていき株ごと枯れることも最悪ありえます。

なので本当に大事な株は下記に紹介するシャワータイプの水やりがおすすめです。

上からシャワーしてあげる

板が大きくてバケツにつければい場合は、ジョウロに液肥を移して上からシャワーがけしてあげればおk。

水苔の下部まで水がしっかり染み込んだらOKです。

しっかり水を吸うと体感で重さが1,5倍くらいになるので、十分に染みてたら肥料入りの水やり完了。

堆肥系や緩効性肥料の与え方

液肥だけでなく堆肥系の肥料も与えてがんがん大きくしたい!という場合は、お茶っ葉入れるティーバッグを使います。

 

この中に堆肥系の肥料や緩効性肥料を入れておいて、クラウン(貯水葉の上部)などにおいておく。

水やりの時に肥料が溶け出して、ゆっくりとビカクシダに肥料を与えていくことができます。

すっと差し込むイメージ。

元肥として堆肥系肥料を使いたい場合

板付けの前に元肥を入れておく方法もあります。

板に薄く敷いた水苔にパラパラと軽く堆肥系の肥料を蒔きます。

この上にビカクシダの下部を置いて水苔で覆いくるくるとテグスで巻き付けていけばOKです。

 

ちなみに元肥として優秀なのが、BANKS COLLECTIONの「the Compost」です。

植物がまじでデカくなる。ぐんぐん伸びていく。

ビカクシダだけでなく、エアプランツもでかくなるし、観葉植物全般に使えます。

(逆にあんまりデカくしたくない方にはおすすめしない)

パラパラとした粉状肥料のため板付けしたあとだと与えにくいけど、元肥としてだと使いやすいです。

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