鮮やな緑色をしたビカクシダの貯水葉が、茶色く変色してきた時って、調子悪いのかな?根腐れしてる?肥料多かった?となんか不安になっちゃいますよね。
でも貯水葉は「古くなったら茶色く枯れ込んでくるもの」なので、茶色くなってだけでしたら、そこまで心配しなくても大丈夫です。
黒い斑点が出てきたり、葉が溶け出してきた!ということがなければ病気の心配もそこまでありません。
今回は貯水葉が茶色くなる理由や原因を考えていきます。
貯水葉が茶色くなる原因は?
貯水葉が茶色くなるのは、
・水切れ
・水分過多
・肥料過多
・品種によるもの
・乾燥
・冬枯れ
といった原因が考えられます。
たださっきほども書いた通り、「ビカクシダの葉は茶色く枯れ込むもの」です。
新しい貯水葉を出すため古い葉は栄養をそっちに持ってかれますので、茶色くなること自体は恐れなくても大丈夫ですよ。
水切れを起こしている
水分不足で乾燥を起こすと、このように古い葉から枯れ込んでくることがあります。
この場合は単に水分不足なので、連日の水切れを起こさないように管理していけば新しい貯水葉が覆ってくれるので元の姿を取り戻します。
水のやりすぎで水分過多になっている
貯水葉が黒く変色してくる時は「水のやり過ぎ」の場合が多いです。
中で蒸れてしまっている可能性があるので、風通しの良い環境を作って、しっかり水苔が乾いてから水をあげるように管理していくといいでしょう。
肥料過多になっている
肥料が多すぎて栄養過多になった場合に、植物は葉先から傷んでいきます。
肥料をあげた直後に貯水葉が枯れ込んできた場合は、栄養過多を疑ってみます。
貯水葉が枯れ込みやすい品種だった
貯水葉が茶色くなりやすい品種があります。
例えば「アルシコルネ」はその例です。
他の品種に比べて緑の状態をキープするのが難しい品種が存在するので、自分が育ててる品種について
寒さによる冬枯れ
ステマリア、ワリチー、コロナリウム、リドレイなど日本の冬の環境に結構ストレスを示します。
それらの品種を受け継いでいる品種も寒さを感じると葉が枯れ込む場合があります。
貯水葉が茶色くなるのは悪いことじゃない
貯水葉って現生地でも結構枯れてますよ。
特に風通しがよく乾燥しているところにぶら下げっているものや、陽の光をがんがん浴びているビカクシダの貯水葉を見てみると普通に枯れてます。
ちなみに現生地のビカクシダの様子は先日紹介したアプリでたくさん見れます。
ビカクシダ専門店やイベントで売られているものはすごく丁寧に育てられていて、きれいな緑の貯水葉で包まれたかっこいい株になってますよね。
自生地でも乾燥しているところは枯れてるけど、胞子葉は青々しくて元気に伸びてるってパターンが多いので貯水葉が茶色くなること自体は悪いことじゃないのでそこまで焦らなくても大丈夫。
ただ自宅で愛でるために育ててるビカクシダを美しくキープしたいという気持ちもわかります。
大事なポイントとして「湿度を保つこと」だと思います。
加湿器などを使ってできるだけ乾燥しない環境を作ってあげることで緑色のキープができますので、上記した乾燥の原因を排除しつつ暖かくて湿度の高い環境を作ってあげてみてください。