
マダガスカリエンセを胞子から育ててみました。
原種のひとつで名前の通りマダガスカル島に自生するビカクシダ。

特徴はなんと言っても、まさにビザールプランツ的な見た目が魅力的な”貯水葉”。
ちりめんキャベツのような柄が奇妙でかっこいい。

胞子体
胞子を巻いてから1ヶ月以内に前葉体がではじめて、3〜6ヶ月目もあれば十分に受精可能です。
めちゃくちゃ増えます。

最初から丸い葉が出るわけでなく、他のビカクシダ同様双葉が出ます。
スペーシング

双葉が出揃ったあと、マダガスカリエンセの特徴的な丸い葉が生えてきます。
貯水葉から先に出て、何度か重なったあとに胞子葉が出てくることが多いです。
リドレイ、コロナリウム、マダガスカリエンセは最初に横に広がる貯水葉から出るので、胞子培養ではスペースの確保が結構大変な品種です。
鉢上げから2ヶ月

ここからは毎日サイズが大きくなり、すごいスピードで貯水葉を展開していきます。
高湿度の環境が好きですが、蒸れで枯れ込んだりと夏バテを起こしやすいので風と水と湿度は高めにキープすると年中つややかです。
梅雨と夏は湿度高いので大丈夫ですが、冬は特に加湿器を直あてレベルで加湿してあげないと貯水葉からカリッと枯れ込んできます。
ビカクシダ(コウモリラン)品種別・育成レポート
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