ハワイで自生ビカクシダが観察できるおすすめスポット

先日ハワイのオアフ島でビカクシダを観察してきました。

ハワイの植物園の自生ビカクシダ ビフルカツムの画像

「自生のビカクシダ」がみたい!(あと流行りのアサイーボウルも食ってみたい!)という思いから、飛行機に乗っていざハワイへ。

今回はiNaturalistで自生地を確認して、たくさんの植物園や自然公園を回ってきました。

ちなみに世界の植生が地図でわかるアプリこと「iNaturalist」とはこれです↓

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「iNaturalist」ビカクシダの自生地の画像・写真が見れるアプリが神すぎる
「iNaturalist」ビカクシダの自生地の画像・写真が見れるアプリが神すぎる
2024.8.25
色んな種類のビカクシダを育てていると「現生地がどんな環境なのか?」って結構気になりますよね。 同じ「platycerium」と呼ばれている種でも、東南アジアとオーストラリア、マダガ...

ハワイで見れる自生ビカクシダは「ビフルカツム」です。

多分ビフル以外の種類は自生してないと思われます。(違ってたら教えて下さい!)

ビフルカツムってオーストラリア原産のビカクシダですよね。

経緯はわかりませんがいつしかハワイに持ち込まれて、自生していったのかもしれません。

今回自生ビカクシダの観察がしやすかった場所、たくさん自生していた場所をいくつか感想を交えて紹介できたらと思います。

マノアの滝トレッキングコース

マノアの滝というパワースポットまでのトレッキングコースです。

マノアトレッキング マノアの滝

ゴールに滝があり、途中でフォトスポットがあったり、願掛けしたい人や思い出に残したい人にもおすすめです。

ただ道が結構険しいので、動きやすい格好でいくことをおすすめします。

5歳くらいの子どもも登ってますし、65歳の母親も息を切らしながらがんばってゴールまでたどり着いたので、若い人は問題なく上りきれます。

往復60〜90分くらいだと思います。

入口からいきなりくそでかスパティフィラムがお出迎え。

人の背より大きくていきなり度肝を抜かれました。

フィロデンドロンとかポトスとかシンゴニウムとか、園芸店に並ぶ定番の品種もいっぱい自生していたのですが、これを本当に一度でいいから生で見てほしい…!

現地植物アホみたいでかいですから!(↓木を覆い尽くすフィロデンドロン笑)

例えばポットで売ってるポトスの葉ってだいたい5cm前後ですよね。

あの可愛らしい見た目を想像すると思うのですが、現地ではこのデカさです。

ハワイの自生ポトス

だいたい20倍くらいあると思う。笑

時々小人になった気分になります。

これがモスポールじゃなくて、でっかいに大木に沿って登っていくんです…!

圧巻すぎる。。。

適した環境だとこんなに大きくなるんだって感動しました。

うちにいる植物たちは本来のポテンシャルを全く発揮できてないんだと…!衝撃の事実に気づく。

さて本題のビカクシダは…

木の上の方を眺めてみるとビフルカツムが群生していました。

ビフルカツム。めちゃくちゃでかい。

家で楽しむビカクシダって一株ずつ板付けすることが多いですが、自然界ではこんな感じで群生していることが多いんですよね。

ひとつの塊に数十株ついてて、その塊は人間の身体よりも大きかったりする。

地上から20m〜30も上にくっついて、木漏れ日を受けながらゆらゆらと葉を垂らしていました。

湿気はあるけど、風通しがものすごく良い場所に集まっている。

現地ではこんなに強い風を受けてるのか!

みたいな「自然下での基準」が肌感覚で気づけるのが、生で見る最大の価値だと思いました。

帰ってから風の強さを一段階上げることにしました。

ネットが発達して植物の育て方も広く普及して学びやすくなっているのはすごくありがたい。

でも室温は何度で、湿度はどのくらいで〜みたいな数字の管理に終始してしまい、「本当にビカクシダが好きな環境」を作れてなかったことに気づきました。

五感で感じるとこんなにも情報量が多いのかって気づけましたし、だからこそもっと色んな場所で色んな種類ビカクシダを見てみたい!と思った体験でした。

マノアの滝のトレッキングコースは大自然の中でくそでか植物たちに囲まれて、運動もできるし空気はおいしいしめっちゃ気持ちよかった。

何より自生ビカクシダに興奮した。おすすめです。

ワヒアワボタニカルガーデン

ワヒアワボタニカルガーデンもおすすめスポットです。

先ほど紹介したマノアよりもワイキキからは少し距離がありますが、車で30分ほどなので十分に行きやすい場所だと思います。

入口はこんな感じ

ハワイ ワヒアワボタニカルガーデン

ワヒアワボタニカルガーデンは、自然の中に人工的に作った植物園という印象を受けました。

なぜならエリアごとに熱帯植物が並んでいて、きれいに管理されているからですね。

鳥の観察に来る人も多くて、園内では鳥が一生鳴いてました。笑

特にアロイドの種類が豊富で、アロイド好きな人とかたまらないと思います。

ベゴニア、カラテア、モンステラなど色んな種類の植物がワイルドに、きれいに並んでいました。

ハワイ ワヒアワボタニカルガーデンのカラテア
ハワイ ワヒアワボタニカルガーデンのベゴニアマクラータ

もちろんビカクシダもあります。

ハワイワヒアワボタニカルガーデンのビカクシダビフルカツム
ハワイの自生ビカクシダ ビフルカツムの画像

めっちゃ印象に残ってるのがこれ。

ちょっとわかりにくいけどこれ、曲がった竹の先にぶら下がっているビフルカツムです。(P.竹ビフル。笑)

お、おまえ、くっつけるならなんでもいいんかい!

と思わず突っ込んでしまう、既成概念をぶっ壊してくれる光景でした。笑

杉板にもコルクにもついてない。竹についてるんや!

活着させる資材なんてなんでもええんや!

P.竹ビフルの動画はインスタに上げておきますね。

いやー本当にいってよかった。

前この記事でさ、

「写真を見ると自生地の様子がわかる」(ニチャリ)

みたいなことを書いたんです。

もちろんそれでわかることもある。

でもね、ただ写真を見て想像するのと、現地に行って肌で感じるのとでは情報量に天と地ほどの差があるんだと思い知らされたんです。

「百聞は一見にしかず」って言葉がこれほど的を射ているのかと思い知らされた瞬間が何度も何度もありました。

その度に今まで現地見てないのにわかったようなこと言ってた自分がすごく恥ずかしくなった。

これは黒歴史かもしれない。

中2のイキってた頃に書いたポエム(ブログ記事)を読み返したときの痛さがある。笑

だからこそ行ってよかった!

ずっとポエマーのままじゃなくてよかったと思いました。笑

同時にもっともっと原種ビカクシダを自生地でみたいなー!って想いがふつふつと湧いた旅でした。

次回はタイ?インドネシア?シンガポール?…マダガスカル!?

原種全部を生で見てみたい。

趣味がいつの間にか人生の目標になっている実感があります。

またいろんな写真を撮ってお見せできたら、それは素敵なことだなーと思います。

実現できるよう頑張ります。

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