ビカクシダの板付けをするときに「成長点を上にしましょう」ってよく言われますよね。
でも僕も最初に板付けしたときは、そもそも成長点ってどこ…?どっちを上向ければええんや…?反対にしちゃってないかな…と手探り状態で板付けした記憶があります。
そもそも成長点ってどれ?上下の見分け方について見ていきましょう。
ビカクシダの成長点はここだ
成長点はビカクシダの葉が生えてくるところで、葉と葉の中心にある丸っこいボタンな形をした部分です。
こちらはまだ胞子葉が生えていないスパーバムですが、貯水葉同士の中心におヘソみたいなのがありますよね。これが成長点。
また胞子葉が出ているビカクシダではこんな感じ見えます。
半月の形をした小さな貯水葉が出ていますが、その上に毛で覆われた次に伸びる胞子葉があります。
次に出てこようとしている最新の葉の位置が「成長点」だと思ってください。
正面から見た時に成長点が最も上に来ている状態で板付けするイメージです。
こちらは貯水葉が出始めているので「上」がわかりにくいかもしれませんが、貯水葉は胞子葉の左右に展開するので、①他の胞子葉よりも上の位置で、②貯水葉がある場合は左右どちらかに出ているように配置すれば上下を間違えにくいです。
もしも成長点の上下を間違ってしまった時
ここまで色々伝えましたが、「あんま気にすんな👍」というのが正直なところです。
あとで「あれ、逆じゃね…??」ってなっても、水苔ごとぐるっと回転させて上下を調整できますので、大丈夫です。
自生地では木の枝の真下についてぶら下がっているものもありますし、向きなんてあって無いようなものです。
最初は失敗しちゃっても何度も挑戦しながら覚えていけば良いと思いますし、ビカクシダの命に関わるような致命的な失敗にはなりませんからね。
ただ見栄え的には貯水葉がしっかり左右に展開していて、クラウンが上向きにツンとしてて、胞子葉が立体的に展開していた方がかっこよいと思いますので、成長点の向きを意識して板付けしてみてください。
何度も言いますが失敗しても全然だいじょうぶなので思い切って板付けしちゃってください👍