春から梅雨にかけて観葉植物の管理方法と注意点。枯れてしまう原因と対処方法

こんにちは、あざらシダです。

絶賛梅雨シーズンが到来していますが、春からこの時期にかけて植物の状態はいかがでしょうか?

気温もあがり、湿度も高いので熱帯の植物はぐんぐん成長する季節ですが、意外とこの時期って調子を崩したり枯らしてしまうことも多いですよね。

私も植物を育て始めて1年目のこの時期に結構調子を崩させてしまいました。

生育期であるはずなのに、春から梅雨にかけては意外と管理が難しい!

と四苦八苦している方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな冬から春、梅雨にかけて植物を元気に育てる対策をいくつかご紹介します。

春から梅雨の時期に枯れてしまう原因

急激な気温の変化

人間と同じように季節の変わり目は植物にとっても体調を崩しやすい時期です。

日本は朝晩で温度差も大きく、春先は週ごとに暑い週、寒い週があります。

夏手前の梅雨の時期は熱帯気候によく似ていて植物がよく成長するのですが、一方で日本の夏特有の強い日差しと急激な気温変化が起こります。

特に熱帯の植物は年中気温がほぼ一定の中で育っているので、室内や温室での管理、外で育てるなら明るい日陰で育てるなど、できるだけ条件を一定にしてあげる対策が必要です。

「熱帯の植物だから厚さには強いだろう。」と思って外に出しておいたら「葉焼け」して3日で枯れたこともありますので、過信は禁物です。

水やり頻度と湿気

冬は湿度は低いですが、気温が低く土内の水分が飛びにくいです。

なので有機質の土なら5日に一回程度の水やりでも枯れることはありません。

一方で春から夏にかけてはぐんぐん蒸発が起こります。

今まで通り5日に一回だとカラカラの状態が増え、調子を崩す原因になります。

 

この「管理のルーティーンの変化」が一年目は手探りになるのも原因のひとつですね。

 

「土がすぐ乾くからたくさん水をやらなきゃ!」と頻度が上がった結果、逆に水分が多すぎて酸欠状態になり、根腐れを起こしてしまった。

なんてことになったのがこちらのアフェランドラ・ダニアです。

昼になると厚さで葉がへたってたので、毎日のように水やりをした結果、根がくさりよぼよぼになってしまいました。(アフェランドラ・ダニアくんには申し訳ないことをしました…。)

害虫が元気になる季節

この時期は虫にとって最高の時期です。

アブラムシやトビムシといった小さなやつや、野菜を育ててる人は蝶や蛾の幼虫が大量に湧く季節です。

特に1年目は葉にびっしりついた虫を見てメンタルを持ってかれる人も多いかと思います。笑

 

お気に入りの植物が虫にやられる姿はメンタルにきますよね。

 

有機質の土で室内で育てているとコバエもブンブン飛びますしね。そのうち慣れてきますが。

元気な株にはつきにくいのですが、弱った葉には特に虫が付きやすい…。

なので季節の変わり目で弱った植物に虫が群がる悪循環が起きやすいのもこの時期の特徴です。

 

先程のアフェランドラくんも小さな白い虫が大量についており、葉の汁を吸われてクタクタになっていました。

春〜梅雨・室内外管理するときの注意点と対処方法

室外管理時の注意点

・直射日光を避ける

・虫をブラシで落とす

・連日雨の時期は土が乾かないので、雨が当たらないところに移動させる

 

葉焼けと水分の蒸散をさけるため、ベランダお庭の「明るい日陰」で管理が基本になります。

室内は環境がほぼ一定ですが、外は昼夜で大きく差が出ます。

できるだけ環境が変わらない状態を作ってあげるのが重要です。

 

また日光による強い刺激、害虫などは「どんなに頑張ってもつく時はつく」と思ったほうがいいでしょう。

こまめにブラシで落としたり、特殊な訓練を受けている人は素手でぶちぶち潰して処理しましょう。

 

以前外にビカクシダを出していたら、ゴキブリやカナブンががしがしとかじってやがったので笑、本当に大事な植物は室内での管理をおすすめします。

 

歯ブラシのような硬いものよりも、はけや筆のような柔らかい物の方が、植物にダメージを与えないので、個人的にはおすすめです。

毎日土の乾き具合をみて、乾きすぎ、湿りすぎの状態にならないように、適度に乾いたタイミングで水やりをするといいでしょう。

室外植物の梅雨の生育状況

私は強い種類で、ぐんぐん大きくしたい植物を出しています。

かつそんな効果じゃないやつですね。笑

・ゴムの木

最低気温が15℃を超える5月末頃から外に出しています。

葉っぱは5枚ほどで高さ20センチほどでしたが今では、50センチくらいの大きさになり、大きな葉を展開しました。

明るい日陰で管理していますが、気温や湿度の変化をものともせずに成長していて、かなり強い印象。

 

・シンゴニウム

シンゴニウムは水が好きなので、多少土が湿ってても根腐れを起こしにくい印象です。

水差しだけで育ててるものもあり、それでも育っているので外でも育てられるだろうなと思い今年から2つ出しています。

こちらも5月から外管理で、大きくなっています。

 

・フィロデンドロンバーキン

大きな変化はありませんが、葉も健康で梅雨時期の高温多湿の環境にも負けず今のところ育っています。

葉っぱが肉厚な植物ほど、水分量多くて厚さに強いのが多いのかなと思っています。

こちらは6月入ってから外管理しています。

室内での管理

・エアコンが直で当たらないように注意

・1日に一回窓を開けて湿度の変化を起こす

・熱がこもりすぎないように注意

 

室内のメリットは環境がわりと一定に保ちやすいところですね。

 

ただ梅雨時期は蒸し蒸しするので、エアコンを解禁する人も多いでしょう。

エアコンの風は「乾いた風」なので、直接植物に当てると水分を奪われます。

大きく気温が変わるのでストレスにもなりますので、できれば室温は一定にして直接当たらない位置においてあげましょう。

 

また「環境が全く変わらない」のも実は植物にとっていいことばかりではありません。

1日30分でも良いので窓を開けて、湿度の変化を起こすと適度なストレスがかかり成長が活発になります。

ストレスがなさ過ぎるのとダメになるのは人間と同じですね。笑

また、風が起こると葉の裏のガスが分散して光合成・呼吸の効率もあがりますので、サーキュレーターを設置するのも、元気に育てる上ではかなり効果的ですよ。

植物ごとの梅雨の生育状況

ポトス

4月に入ってから葉っぱを増やして、1枚1枚が長く伸びてきてます。

ポトスはかなり強いので多分外でも育てることができますが、お気に入りなので室内で管理しています。

モンステラ

部屋の角のあまり光が当たらない場所においていますが、この時期はぐんぐん伸びています。

特に何か管理方法を変えたわけでないですが、気づいたら巨大になってるので、育てやすさはトップクラスですね。

ビカクシダたち

虫に食われたくないので室内管理。笑

この時期は露骨に大きくなります。

成長点から新しい胞子葉を出し、葉の一枚一枚が巨大化します。

乾きやすくなるので水やりの頻度は多くなりますが、春から梅雨にかけてがゴールデンシーズンですね。

室内から室外に出せるのはいつから?

最低気温15℃以上になってからをおすすめします。春先は週によっては夜間1桁を下回るので、植物がダメージを受けることがあります。

地域によりますが愛知県の我が家では例年5月末頃に出してて、植物は元気に育っています。

9月末〜10月初旬の冷えてきた頃に部屋に再び取り込みます。

どこまで冬を越せるか?みたいな実験を今年はやりたいと、毎年思っているのですが、なんか可愛そうになって室内に入れちゃうんですよね。笑(分かる人いるかな!?)

まとめ

管理ルーティーンの変化、土の乾き具合の変化、虫の到来など植物にとって実は過酷な状況が待ってるのが春から梅雨にかけての時期です。

生育期だから一番植物にとって良い時期と思いきや、この時期に結構枯らしてしまうこともあるかと思いますので、室内・室外でのチェックポイント、ぜひ育成のご参考にしていただければと思います。

これから到来する夏は夏でまた結構枯らしちゃうこと多い時期なので、また別記事で取り上げれたらと思います!

では、素晴らしい植物ライフを

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