
コロナリウムの特徴
コロナリウム(P. coronarium)は、原種ビカクシダの1つ。
インドネシア、タイ、フィリピン、シンガポールなどに自生している。

coronariumは「王冠」の意味を持っており、大きくなるにつれて立派なクラウンが形成される。
栽培難易度:湿度高く保てる環境があれば綺麗に成長する。暑さにも寒さにも敏感に反応するのでちょっとだけ難しい。
適温範囲:少し狭め。15〜28℃くらい。
成長速度:生育期は旺盛
肥料:好き。生育期に肥料を上げるとぐんぐん巨大化していく。
入手難易度:園芸店ではあまり見ない。フリマサイトでよく見る。
東南アジアが原産で、かなり熱くて湿気の多い場所で生きています。
かといって暑さや日光に極度に強いか?といったらそうでもなく、日本の暑い夏はバテるし、強い日光にも耐えられない。
現地では葉っぱが生い茂った木の枝や幹の陰で、直射日光を回避するように、風通しの良い場所でぶら下がっている。
あったかくて、明るい日陰で風と湿度のある環境を作るとぐんぐん大きくなる。

綺麗な状態をキープするのが難しいからか、単に栽培している業者が少ないのかホームセンターなどではほとんど見たことがない。
最近は板付けはちょこちょこ見る。
ネザーランドやビフルカツムみたいな冬の寒さへの強さがない分、年間の安定的な流通にはあまり向いてないのかもしれない。
ビカクシダ「コロナリウム」の前葉体・胞子体(栽培1〜8ヶ月)

コロナリウムの前葉体と胞子体。特に変わった特徴はなくこの段階では他の種類との見分けがつきにくい。
小さい頃から温かい環境が好き。冬に撒いた胞子から前葉体は出たが途中で成長が止まり受精しなかった。
温かい時期になると前葉体が動き出し大きくなり、胞子体もたくさん出てきた。
ほとんどの株が大きくなると貯水葉から形成する。
温かい時期に蒔けば半年でこのくらいまでいけるかもしれない。

コロナリウムはまきまきする長い胞子葉が特徴的だが、まだまだ拝めない。
大きくなりスペースを失った株から鉢に上げていく。


板付けしたコロナリウム(栽培から約1年以上)

根っこが十分に生えたところで鉢上げし、その後1〜2ヶ月後に板付け。
まだ胞子葉は生えない。
貯水用が2重、3重と重なっていき黄緑から濃い緑に
お〜いお茶の緑から、濃いお〜いお茶くらいの緑になりました。(わかりにくいかな笑)
クラウンが形成されていく(約1年2ヶ月)

貯水葉が引き続き順調に生育している。
貯水葉が縦横に大きく伸びて縁が波打ち、クラウンを形成していく様子がわかる。
まだ胞子葉はでない。
胞子葉が出るまでのレポートは引き続き報告します。
胞子葉がでる(約1年3ヶ月)

小さな手のような胞子葉が出てきた。
ここからコロナリウム特有のくるくる巻いた胞子葉に育っていくか?
2週間ほど経ってさらに大きくなった

さらに2週間ほど経過

胞子葉2枚目(約1年5ヶ月)
最初の葉が伸び切ると、次の葉がでてきました。
生育シーズンに2枚だけでました。

貯水葉再び(約1年6ヶ月〜2年)
冬の間はほとんど生育せず、胞子葉2本キープで冬越し。
貯水葉が出始めました。


ごっつい王冠を形成。
今夏は再び胞子葉のターンが来ることを期待しています。
冬の寒さで若干葉先にダメージきてます。寒さには結構弱めです。
コロナリウムの管理

多湿な環境が好きで、湿度が低い環境だと貯水葉がすぐに枯れ込んでいく。
水やり後にしめった状態が続くと貯水葉が枯れ込みやすくきれいな状態をキープしたいなら、加湿器は必須。
なくても生育には問題はないけど、長い胞子葉を目指すなら加湿器はあったほうが吉。
32℃以上の高温すぎる環境では貯水葉が黒くなって、胞子葉も葉先からダメージがいった。
光は窓際のレースカーテン越しの日光でも育つ。
長い胞子葉が光を集めやすい形状になって、現地でも木漏れ日を拾っている。
植物育成ライトがあれば問題なし。
寒さには弱いので冬は温かい室内で管理(10℃以上)して、水やり時も蛇口ひねって出てきたきんきんに冷えた水は絶対にあげないでね。
ビカクシダ(コウモリラン)品種別・育成レポート
ビカクシダ(コウモリラン)品種別・育成レポート
ビカクシダ(コウモリラン)品種別・育成レポート
ビカクシダ(コウモリラン)品種別・育成レポート
ビカクシダ(コウモリラン)品種別・育成レポート






