ビカクシダネザーランドの特徴
ネザーランドは名前のとおり「オランダ」の栽培家によって改良されたビフルカツムを元にした品種です。
(写真はポット購入したものを板付けしてから1年間ほど育てたもの)
上向きにピンと伸びる胞子葉や、だらんと垂れさがる胞子葉がでたり、同じ品種で様々なバリエーションが楽しめるビカクシダです。
しかも流通量がものすごく多いので、価格も安く手に入れやすい代表的なビカクシダとも言える品種です。
ビフルカツムの丈夫さを引き継いでおり、おまけに安いので最初のビカクシダの栽培の練習としてとてもおすすめです。
「何かわからんかったけど、ビカクシダが欲しくてとりあえず買った」みたいな時はだいたいネザーランドと思っても良いレベル。
ビカクシダネザーランドの管理方法
ネザーランドは丈夫な品種のため、室内で管理する場合はそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
室温は夏は30℃、冬は5℃になっても生きているくらいには強いです。(あまりに小さい株だと枯れてしまうおそれはありますが。)
ただ多くの観葉植物と同じ用に基本的には「温かく寒すぎない環境」が適しているので20〜28℃くらいの室温で育ててあげると健康で元気に育ちます。
光は窓際のレースカーテン越しの光を日中にしっかり当ててあげて、水苔や土が乾いたらたっぷり水やりをすれば大丈夫です。
肥料は好きですが、あまり大きくなりすぎても困るといった場合は与えなくても育っていきます。
春や秋の生育期にもかかわらず成長が止まってしまったら肥料を与えてあげると動きだします。
ビカクシダネザーランドの値段は?
ネザーランドはビカクシダの中ではかなり安く手に入れやすい品種です。
1000〜2000円くらいあれば手に入れることができます。
よく売ってる中ポット入りなら1000円〜2000円もあれば買えます。
小さなポットに入った子株がホームセンターで120円で売ってたりします。
「水耕のビカクシダ」も最近出てきていて、見てみたらそれも500円くらいのネザーランドでした。
板付けのネザーランドもサイズによってまちまちですが5000円〜購入することも可能でしょう。
ただ生育が早くて小さな株から育てても、すぐに大きくなります。
(写真は親株の脇から出た子株をとって、ポットで約半年育てたあと板付けしたもの。)
ポット売りだと株分けで一気に3株くらい入手できたりもするので、最初はポットで買って、値段的に失敗してもショックが割と少ないのでネザーランドで板付けの練習をしてみるのもおすすめですよ。
ビカクシダ ネザーランドの貯水葉はいつ出てくる?成長速度は?
貯水葉は我が家の環境では、胞子葉が大きくなってきてから出てくることが多いです。
ただポットの段階ですでに貯水葉が出ているものもあり個体差もあります。
葉っぱが大きくなったのに全然出てこないなーと思ってもそんなに心配いりません。
肥料も好きで液肥や置き肥を使ってあげればぐんぐん大きくなります。
大きくなりすぎても困るので我が家のネザーランドは全く肥料を使ってません。
ビカクシダネザーランドの上下の確認方法は?成長点の見方
板付けする時にネザーランドの上下を確認する必要があります。
上下を間違わないために「成長点」の位置が上に来るように板付けします。
成長点を一番上に配置してあげてその下から他の葉が出ているイメージです。
板付けした後でも再び向きを直すことは可能ですが、できるだけ触ってストレスをかけたくないという方は成長点の位置だけ注意して板付けしましょう。