板付けされたビカクシダは多くの場合、根の部分が水苔で覆われていると思います。 水苔自体に肥料成分があるのか?ということについてある、ない論争がありますが、「肥料を追加で添加する必要が全くないほどめっちゃ肥料を含んでいる」というわけではないのは確かです。 なので板付けされたビカクシダは肥料切れを起こすこともありますし、肥...
ビカクシダ(コウモリラン)の育て方の記事一覧
胞子から育てたリドレイが徒長していて、貯水葉も水苔に巻き付かない状態。 水苔と貯水用の間がかなりガバガバです。 成長点が丸見えになっていて弱々しくポキっと折れてしまいそうなので、間に水苔を詰めて、貯水葉を軽くテグスで押さえて矯正していきます。 完成したのがこちら 下側にあった古い貯水葉2枚は水苔の下に隠れてしまいま...
いろんな種類のビカクシダ胞子を蒔いていると、一面びっしりと前葉体が出るものと、中々出てこずポツポツ生えてる状態のものが出てきたりします。 種類よって適した環境が違ったり、単純に胞子の質が悪くなっていた場合などがあると思いますが、 ・ポツポツ状態で中々受精もしない。 ・胞子体がいつまで経っても生えてこない。 って状態が長...
ビカクシダの胞子培養中は容器内が密閉され湿度の高い状態になります。 おまけにライトを当てて光も十分なので「苔」にとっても好条件の環境になりますし、気づいたらびっしり一面苔むしていたなんてことも。 でもそもそもビカクシダの胞子培養中にでる苔って悪いやつなの?生えてきたらどうしたらいいの? ってことを今日は経験から書いてい...
ビカクシダの胞子栽培で最も多いトラブルの一つが「白カビ」の発生です。 湿度が高く、空気の動きもない密閉容器内はカビが大好きな環境。 「2〜3日目を離しただけで、気づいたらびっしり生えていた」みたいな経験も結構あるのですが、対処法だけしっておけば正直そこまで怖いものではありません。 ということで今回はビカク胞子培養中に白...
ビカクシダの胞子培養がうまくいくと蒔き床がびっしりと前葉体で埋め尽くされます。 霧吹きを吹きかけてあげることで受精を引き起こし、やがて胞子体が出てきます。 ただ↑ここまでびっしり密集状態のまま育てていくと、一つ一つの芽がなかなか大きくなりません。 そこで必要になってくるのがスペーシングという作業。...
今回は前葉体が出てからのビカクシダの管理についてまとめていきます。 最初の胞子培養って不安も多いと思うんですね。 ・ちゃんと前葉体でるのかな? ・カビが湧かないかな? ・湿度・温度はこれでいいのかな? ・前葉体出たけど大きくならないな… とか初めての胞子培養って手探りな部分が多いと思うので「前葉体が出たあとはどう管理し...
最近ビカクシダの板付でチリ産の水苔を使ってみましたので、使ってみてわかったメリットとデメリットを紹介していきます。 水苔は産地が中国、ニュージーランド、チリ、そして日本とおおまかに4種類くらい出てると思います。 「一体どれを使ったらいいの…?」って僕自身迷った経験があります。 ビカクシダって高価な植物なので変な水苔使っ...
最近ビカクシダの胞子培養ケースが増えてきて置き場に困るように。 いろんな品種を育ててきましたが、成功もあれば未だに失敗することも多い胞子培養。 日本の環境で熱帯の植物を繁殖させるのは、ひと手間、一工夫が常に必要だと感じています。 初心者の頃は特に手探りで、光や温度の管理、湿度の管理がよくわからずいくつもの胞子をダメにし...