胞子培養をしていると、子株(幼苗)が大きくなるにつれて、葉や根の成長スペースがなくなってきます。 (大きくなってぎゅうぎゅう詰め状態になったビカクシダの子株) こうなると成長が鈍り、大きくなっていかないので、子株を移動させる必要が出てきます。 子株はデリケートで、極度な乾燥にも弱いので管理に少し気を使う必要があります。...
ビカクシダ(コウモリラン)の記事一覧
貯水葉が大きくなるとき、先に出ていた胞子葉を無理やり巻き込んで成長してしまうことがあります。 こちらは貯水葉が胞子葉を巻き込んでしまったセルソ 貯水葉が胞子葉の上に出てきたとき、特になんの対処もせずに放置していたらこうなることがあります。 こうなる前に簡単にできる対処が、「胞子葉を貯水葉のしたに収納しておく」という...
胞子培養をはじめたての時、水分過多でかつ強い光を当てすぎてしまったホルタミーの容器でコケが大量発生してしまいました。 せっかく前葉体がでて喜んでいたのに、数週間すると覆い隠すようにコケが大繁殖。 そこで諦めて放置していたのですが、最近その容器を見てみると、なんと前葉体が復活していたのです。 覆われていたコケがだんだん少...
ダイソー 大きめプラケース 胞子培養のスペーシング時に重宝しているプラケース クリアなので中が見やすく、フタがしっかりしまるので湿度を保つことができ、コバエが侵入することもありません。 よく胞子培養で半透明のタッパーを使いますが、あれは部屋の見えるところに置いておくと個人的には死ぬほどださいのでできるだけ隠したい。 で...
リドレイは、シンガポール、タイ、インドネシアなど東南アジアの熱帯地域が原産のビカクシダです。 日本のビカクシダ市場でも人気が高く、樹祭など植物イベントに行くとビカクシダコーナーで高確率で目にします。 少し前までは「レア品種」扱いをされていたように感じますが、最近では胞子培養したリドレイがかなりたくさんフリマ・オークショ...
A:高湿度の容器内で育てたコロナリウムの胞子葉 B:Aに比べて低湿度の容器内で育てたコロナリウムの胞子葉 同じ環境で育った胞子体を湿度の違う2種類の容器に分けて育てた。 葉の色にA黄緑、B深い緑といった違いが生まれた。 湿度の高い環境で育てた黄緑の葉は柔らかく、乾燥に弱い。 深い緑の葉は硬く、乾燥に強かった。 黄緑...
お店でビカクシダを買うと、特にポットで栽培されてるやつってこんな感じで胞子葉がわしゃわしゃ生えてますよね。 ここまでわしゃわしゃだと多くの場合、成長点も複数あったりします。 これをこのまま板付けしてしまうと、葉っぱ多すぎで蒸散がちになってしまったり、見栄えもちょっと騒がしい感じになります。 この生い茂ってる感じがワイル...
ビカクシダに必要な光量は? ビカクシダを健康に育てるにはどのくらいの光量が必要なのでしょうか? よく観葉植物業界では「明るい日陰」という言葉が使われますよね。 ビカクシダもいわゆる明るい日陰でしたら十分に生育できます。 明るい日陰の定義が何ルーメンと決まっているわけではないので、曖昧な表現に感じますが、我が家では「南向...
ビカクシダの胞子培養で肥料を添加する場合、一般的には化学肥料を使うと思う。 化学肥料使いやすいし、吸収しやすく即効性もある。カビも生えにくい。 ただ即効性はあるけど「ずっと効く」わけではないので、定期的に添加が必要になってくる。 胞子培養においてこまめな管理ほどめんどくさいものはない。 できれば大きくなるまで放置で完了...
ビフルカツムの特徴 オーストラリア原産のビカクシダです。 ビカクシダの分布は熱帯気候に多いですが、ビフルカツムは温暖湿潤気候、つまり日本にほんの少し近い気候で自生しています。 オーストラリアには冬があるため、寒さにも割と耐えてくれます。 とはいえ、さすがに氷点下になると枯れ込んでしまうのですが、それでも日本で室内栽培す...
コロナリウムの特徴 原種ビカクシダの1つ。 coronariumは「王冠」の意味を持っており、大きくなるにつれて立派なクラウンが形成される。 東南アジアが原産で、かなり熱くて湿気の多い場所で生きている。 かといって暑さや日光に極度に強いか?といったらそうでもなく、日本の暑い夏はバテるし、直射日光にも耐えられない。 葉っ...
ビカクシダ「ステマリア」の特徴 ステマリア(platycerium stemaria)は、アフリカ、マダガスカル原産の原種ビカクシダです。 胞子葉はアンゴレンセのように大きくなりますが、2又に分かれ、その先がさらに2又に分かれるユニークな形になります。 ビカクを取り扱っている植物ショップでは結構目にする、流通量は割と多...