ステマリア(p. stemaria)の育成・成長レポート

ビカクシダ「ステマリア」の特徴

ステマリア(platycerium stemaria)は、アフリカの西海岸、ギニアからアンゴラあたりにかけて見られる原種ビカクシダです。

ステマリアの栽培傾向とレア度

栽培難易度:中級者向け。気難しいところあり。

温度範囲:ちょっと狭め。15〜28℃くらい。

成長速度:生育期は旺盛。

肥料:好き。秋に与えると大きくなる。

入手難易度:ビカクに力を入れてる園芸店では結構見る。ネットでもよく見る。

胞子葉はアンゴレンセのように大きくなりますが、2又に分かれ、その先がさらに2又に分かれるユニークな形になります。

ビカクを取り扱っている植物ショップでは結構目にする。流通量は割と多いほうだと思います。

ポットで売ってるステマリアは値段もそこまで高くなく手に入れやすい。

ポットから板付けしたステマリア

板付けしたステマリアの画像

最初2枚だった胞子葉が1枚増えて3枚になった後、貯水葉が右、左と順番に生えてきた。

冬になると貯水葉が枯れ込む

ステマリアの板付け

寒さに敏感で、冬になると貯水葉と胞子葉の先端が毎年枯れ込むように。

ステマリアの鮮やかな緑をした貯水葉は春から秋にかけて期間限定で観察できる。

我が家では冬に成長が完全に止る。たまに胞子葉が落ちる。

春から夏にかけて動き出す貯水葉、胞子葉

ステマリアの貯水葉の画像

春から夏にかけて貯水葉と胞子葉が動き出す。

肥料が大好きであげればあげるほど葉が大きくなり、刃先が2又に分かれ始める。

子株がでてくる(クランプを作る)

数カ所子株を発見。

水苔を乾燥させると子株はすぐに消滅する。

子株を取りたい場合は胞子葉が大きくなるまで極度に乾燥させないように管理する。

肥料を与えると、春夏にぐ〜っと大きくなります

ステマリアの胞子葉

胞子をつける

2年目になると胞子をつけてくれました。

ステマリアの胞子

ここからまた胞子培養するのが楽しみです。

長い間休眠してました

2024年の冬から、2025年の夏まで休眠状態に入ったのかまったく動きがありませんでした。

寒い冬と暑すぎる夏が特に嫌いみたいです。

2025年は春も動かず。

秋になってきたら動き出して新しい貯水葉がでてきました。

胞子がついて古くなった葉は切り落として、さっぱりさせました。

また冬になるので止まってしまうかもしれませんが、今年はどうなるか?引き続き見守ります。

ステマリアの特徴まとめ

・生育旺盛

・寒さに弱い。冬は15℃程度で動きが止まりがち。貯水葉は枯れ込む。

・真夏も動きが鈍る。秋になるとぐんぐん成長する。

・肥料が大好き。与えれば与えるほど成長

・子株は良く吹くので増やしやすい

・日本の室内環境でも育てやすい

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